第20回　新しいものの価値。

えぇ少しずつでも台本を書かねばならない呪いにかかっている木下です。やっと何とか全員のぼんやりした雰囲気の方向性みたいなものが見え始めて来ました。激烈に曖昧表現しましたが。

俺の持ってるパターンと、役者が持ってるパターンを擦り合わせて、か細い理屈を用いて鉄板で受けるネタを探す。そういう綱渡りを１４人分している状況ですが、思っていないところで大きな収穫があると、とても嬉しいものです。「ダンサーズ」の晃二＆さいとうや、「カモメさん」の嶋田、「史くん」の池田くんなんかは、予想よりすごく良かった。あぁいうのを出来るだけ探したい。

今回新メンバーも練習台本を読みながら「難しい、難しい」と苦しんでいるが、その中にもキラリと光る笑いの原石がある・・・ある？いや無い場合もあるけんども。そいつを見つけたり見つけたふりをしたりして、役者と歩み寄ってるところです。

既存メンバーも当然ウケて欲しいけどさ、新メンバーの鉄板ネタとか出せるとすげえ嬉しいよね。

第19回　私一人が。

やっと全員分の顔写真を公開しました。こんな顔ぶれ、こんな厄介者たち。こうして並べてみると、ワンビルも新陳代謝が進んでいるなと実感します。少しずつ年下が増えてんだ。２０代後半と３０代前半じゃ見た目は大して差を感じないかもしれないけど、やっぱりジェネレーションギャップは感じるわけで。

ちょっとしたことが違うんだよ。知識とか仕草とか、本当にチマッとしたことが。

例えば「うまい棒」あるでしょ？あれ、どうやって開けます？３０代チームはね、上下のギザギザした部分から切って開けるんだよ。でも２０代チームは、背中側のつまみを持ってちゃんと開けるの。袋菓子みたいな感じで。何だろう、年取ると面倒臭くなんのかね？

あ、俺はちゃんと開けるタイプでしたよ。うん、俺２０代なんじゃね？

第18回　仕事であって楽しい訳では無い。

衣装さんと話してみました。そしたらうーん、怒られはしなかったけれども「厳しくないですか？」という冷静な意見をいただいた。まぁ厳しいわな！全員分のウエスタンブーツがヤバイ。いくらかかるんだヤバイ。

という事で、ウエスタンは断念です。残念です。お金に勝る現実なし。またゼロからのスタート。いや、ゼロではないな。「衣装が凝らない現代劇」。もうこれは決定だろ。同じ失敗は繰り返さない。大人の男だからね。

そしてウエスタン書いて思ったけど、マジで女子の書きわけが出来ない。パターンが足りなすぎる。もはや「双子」とかで同じキャラの水増しが必要なレベル。ダメだな。もっと女子と話そう。必要にかられて女子と話そう。

第17回　列車強盗の必要。

ウエスタン台本をみんなに見せて来たぜ！ まだ導入で状況説明が多く、ネタが少ないのであんまり印象がいい段階にはなってないのですが、もうダメなら早くトドメを刺したい！という気持ちもあるので、稽古にぶん投げてみました。

評価は二分した感じ。今までと明確に違うということで「期待」の高評価と、お前こんなんどうやってやんの？の「否定」。確かにウエスタンは俺らにとって凄く新しい試みだけど、「大道具と衣装どうすんだよ！？」問題はでかい。まじでかい。

たぶん私物で衣装を賄える奴がほぼいない（女性陣はゼロでしょう）事を考えると、全員ぶんの衣装を購入する羽目になる。男はウエスタンシャツだからまぁいいとして、女性の衣装はかなり厳しい。衣装さんにまだ話して無いけど、怒られるんじゃなかろうか。

大道具も結構作り込みが必要そう。古びた感じの木造で、バーにテーブル、あと入口のスイングドアは外せないよね！・・・誰が作んの？

マニーが足らん、マニーが。ダメか、ウエスタン。