One Bill Bandit 12th play
「暫定小説家の踊るライト」
2019 2/23(土)・24(日)
中野スタジオあくとれ
前売・当日 1000円
23(土) 15:00〜/19:00〜
24(日) 14:00〜/18:00〜
※開場は開演の30分前。
※未入金の予約(当日精算券)の入場受付は開演5分前まで。
以降はキャンセル扱いとして当日券のお客様を御案内する場合がございます。
【あらすじ】
辻文香は家族小説や青春小説を得意とし、このほどついに新人文学賞を受賞した。
小説家としてのステップを上がり始める辻だったが、
周囲の期待をよそに彼女はマイペース。
そんな彼女に大学の同期の宇崎から連絡が入る。
それは彼女にとって夢への小さな一歩だったが、
その奥には予想もしない大きな危険が待ち受けていた。
「Tokyo No.1コスパがいい団体」の呼び声も高いOne Bill Banditが送る
圧倒的ボンクラ共の饗宴が今年度も開催!
今年もやりたい者は全員参加のごった煮メンバーと
Tokyo No.1コメディメイカー木下伸哉が
「すごくリアルじゃ無いリアルっぽいアンリアル」なコメディをお届けします!
第4回 光の速さで時が過ぎ。
最後に書いたのはクリスマス。そして今は2月26日。2ヶ月、全く書けなかった。
ご来場いただきました皆様、本当にありがとうございました。概ね好評だったようでほっと胸を撫で下ろしております。言うて完璧だったかと言われるとそんなことは全くなく、かなり致命的なミスもあり、脇があまいぜって反省もしきり。最大の反省は「俺に時計を任せてはいけない。」という事。全てのタイムリミットが一堂に会するあの惨状を繰り返してはならぬ。
まぁ反省だけが全てじゃない!大物ギミックは成功でしたね。下手のバーカウンター開閉は製作にものすごく労力を割いただけあり、事故もなく最後まで走り抜けました。あの天板、めちゃくちゃ重いんですよ。錦織に「誰だよこんなもん考えた奴!」と怒られました。強度を考えるとしょうがないじゃないか!
そしてフライング詐欺ギミック。あのワクワク感、たまんないよね。あのギミックは晃二がほぼ一人で作ってくれたのです。あと光るマトリョーシカも。もはや工場長と呼ぶほかない働きっぷり。プロフェッショナルです。
プロといえば今年も映像がやべぇ。明らかにクオリティがおかしいあの映像ですが、もっとも特筆すべきはインフルエンザの影響で撮影が押しに押し、本番一週間前まで撮影していた事です。よく間に合わせたな!ここでも俺の時計が足かせになったのに、あそこまで作り込んでくれてありがとう。
衣装さんも時間がない中、頑張ってくれました。エプロン手作りなんですよ。ボディからロゴのデザインまで。こだわりが詰まったああいう衣装は見栄えだけでなく役者のテンションもあげるよね。「要るならあげる。」と言ったらカフェのメンバーは全員あのエプロン持って帰りました。
俺の作品はBGMを全部俺が決めてるんですけど、今回は音響さんが2曲決めてくれました。どれかわかるかな?わからないくらい違和感なかったんじゃないでしょうか。「木下が好きそうな曲を探す遊び」をする奴は違うな。
照明は「限られた条件の中で無茶なプランを組む」という仕事をずっと続けさせているので、多少舞台に上がるくらいのワガママは聞いてあげようと思っています。今回は割合ウケてよかったね。
スタッフワークをだらだら書いたら長くなったので、まぁ一旦この辺で。
第3回 細かいピントは気にしない。
メリクリ!と一応書くことによってぱっと見でいつ書いたかわかるようにする手管。俺、たまに自分の文を読み返す人間なので、こういうことがいちいち大事。あんまりやらないけどね。さて、
名刺サイズチラシが完成。俺からのクリスマスプレゼント。いや嘘です。「年末年始に人に会うからチラシを早く作れ。」と厳命され、色んなものを犠牲にして作られたチラシです。具体的に犠牲にしたものをあげればクオリティかな!
このクソ寒い中、みなさん薄着で頑張った撮影を超え、台本を書かなければいけないプレッシャーに耐え、何度も印刷屋さんに「こっちが言ったサイズで作れや!」と怒られながら完成しました。これでもう葉月茜が主役だと名実ともに確定。写真、一番前だからな。
これであとは台本が完成すれば年明けが心安らかに迎えられる。
希望だよ。当然希望さ。完成、させたい・・・。
第2回 己のスタイルを貫くという不具合。
タイトルを決めました。仮で置いていたタイトルは「ライト」。決めたタイトルは「暫定小説家の踊るライト」。正直、仮に置いておいたタイトルになぁなぁで決まる悪い癖が出るような予感がしていましたが、修正できました。
「いや、これは修正か?」「改悪ではないか?」という意見はとても納得できる。ライトの方がすっきりしていると思う。けどね!なんか綺麗すぎるんですよ!真面目な芝居が始まる可能性を感じませんか?
新しいタイトルの方が不恰好なんですが、不恰好な方が「らしいな」と感じています。文章には人間が出る。美しいものを多く見た人は美しくないことが耐えられなかったり。逆に崩れたものを愛する人もいたり。俺は自分の不恰好さに綺麗な文字を当てられない人間で、シュッとしたタイトルが耐えられなかった。
まぁ不恰好を追うことで意味のわからんタイトルになっていますが。俺の中では意味が見えているし、観劇後に意味が見える人もいるかもしれんのでそれはそれとして。
第1回 人生のスピードは、年々上がると人は言う。
葉月さんに「ワンビルのブログはまだ書かないんですか?」という圧力をかけられたので、そろそろと書いていこうかなと思います。深井あたりには「まず台本を書け。」と怒られそうですが、女子の希望が優先です。女子の方が怖いからです。
この段階で俺がまだ台本を書いてる状況ってのは、ワンビルのホームページにまで来るレベルの方は当然予測出来ていると思います。当然じゃないか。3ヶ月前だぜ?
いや、今年は俺にしちゃあ早い方なんですよ。3ヶ月前に3割あがってるって。奇跡みたいな速さだよ。
したら、今年はチケット問い合わせが各所から来てまして、早々にチケット予約を開始しないといけないとなりまして。例年なら1ヶ月前に予約を始めて、真っ当な演劇人に「遅いよ!」と怒られるのが筋なんですが、今バッタバタで用意しています。
そう、去年の反省を生かして、今年は総客席数をぐっと減らしました。チケットが売れないんじゃなくて「5公演はしんどい。」という理由です。去年は初日にリハーサルと2公演、楽日に3公演やって、心身ともにボロボロになったので、今回はゆったり4公演になりました。
3ヶ月前だってのにこの急かされ感。最後まで持つのか?持たなくてもやるんですが。そんなには怒られないようにまったりやったります。