第1回　参加応募のこと。

三月になったら参加の応募を受け付けますが、

「参加したいけどどーすればいいの？」「参加って難しい？」「参加するとどんな罰ゲームが待ってるの？」

という疑問について、答えたり答えなかったりする、主宰のわがまま記事をしばらく書こうと思います。参考にしたり、しなかったり、それぞれがそれぞれの胸に刻んでください。
参加するにはお金と時間とやる気が必要という話は今後していきますが、その前に一応確認しときます。

ワンビルは演劇がしたくてやってますので、演劇しに来てくださいね。

既存のメンバーはそれが判ってない者がいるので念のためです。
次から具体的に参加に必要な物を提示していきたいと思います。

第2回　一番大事なお金のはなし。

参加に必要なお金の話です。本当に大切な物はお金で買えませんが、それ以外はお金で買う予定です。

役者は３万円、スタッフは０円の参加費を徴収します。

差別的に見えるかもしれませんが、普通はスタッフさんにお金を払うところを、ワンビルは完全にタダ働きをさせるので、スタッフさんも2～3万程度を払っているも同然なのです。過去には人によっては１０万円以上の仕事をタダでやってもらってたりもします。俺もどーかと思う気持ちも無い訳ではないですが、その辺はまた後で書くとして。

他に必要なお金としては稽古場までの交通費（吉祥寺～三鷹付近）が大きいと思います。遠い人は特に。

10thでは合計で50回以上の稽古日がありました。例えば新宿から通えば、

50回×216円×2(往復分)＝21600円！

・・・結構いってんな。これは自己負担になりますのでよく考えて。

払う方ばかり言ってもあれなので、一応返って来るお金の話もしますと、役者はチケット(1000円)一枚売るごとに、参加費から1000円お返しします。30枚売ったら参加費は０円。
役者の31枚目からと、スタッフの1枚目からは500円返金。場合によっては黒字化も可能です。可能ではあります。

次回は時間の話。タイムイズマネー。

第3回　時間の無い現代人を追いつめる稽古時間のはなし。

だらだらと期間が長いと話題のワンビルの稽古時間について、ご説明申し上げたい所存。

まずは10thの稽古日をご覧頂きたい。

5月～8月　月１回　計4日
9月　週2回　計8日
10月　週3回　計13日
11月　週4回　計18日
12月　週4回＋公演週毎日　計8日
仕込み＋公演日　計3日

総計 54日

うんざりするなぁ。1年の７分の1をワンビルに捧げる覚悟が必要です。といっても全部の稽古に出てるのは俺位なんですが。
最初の顔合わせの時点で「どのくらい稽古に来れるか？」を聞き取りします。稽古参加量に応じて、出番を増やしたり、減らしたりする予定です。「土日しか来れない。」とか「別の用事で10月は稽古行けません。」とか、ある程度の申し出については許容していくつもりです。ある程度ではありますが・・・。

そしてフルで参加出来る方に伝えなければいけないのは「ある程度しか来ない奴がいる。」という事をしっかり理解しておいて欲しいと言う事。
やる気がある人の心こそ折られやすいので、心と時間に余裕を持って参加してください。「本当にこんな事してていいのか？」という疑問は、主宰も持っているぞ！

第4回　最終的にはやる気のはなし。

ワンビルには所属メンバーがいません。

参加のオファーもしません。みんなホームページを見たり、見た奴の話を聞いたりして、「どうやら今年も参加受付しているらしい。」という情報を得て、参加希望メールを送っています。一人残らずそうしています。前回参加したメンバーが、今年は一人も居ないという状況もあり得ます。

そしてワンビルは参加した事に対する報酬、メリットなど一切ご用意しておりません。どんなに働こうが無給。名のあるスカウトが来て華々しく芸能界デビュー、ありません。

では何故そんな団体に、毎年欠かさず参加したり、本職の人が参加していたりするのか？

知らんわ。

知ったこっちゃありません。こっちは好きで演劇してるので、それぞれの事情なんざ興味ありません。たぶん参加しているメンバーも「やりたいからやってる」程度の事だと思います。

こちらではメリットは用意いたしません。その代わり無理や強要も（演技以外は）しません。やれる分だけやってもらえば結構です。「やりたくてやってる訳じゃない。」って態度が演出してて一番つまらないので、やりたい人にだけ来て欲しい。

以上、長々4回に渡って必要な物を書き出しました。色々書いたけど、下手も貧乏も忙しい人にも出来る環境にはなってると思います。とにかくやりたい人に来て欲しいなぁと思ってますんで、それ以外が足りない方はメールでご相談ください。参加したい人を断った事はほぼ無いですよ！